度入りレンズの選び方
当店は基本的に、近視系の弱度のかたには、球面設計のレンズをおすすめしています。
遠視系の中度以上かたは、レンズの中心部の厚みが目立ってきます。見栄えを少しでも良くするために、非球面設計レンズをおすすめします。
同じ度数・屈折率であれば、球面レンズより非球面レンズのほうが薄くなりますし、値段も高価になります。
フレームにレンズをはめ込んだときには、非球面レンズの方が、特に強度数の場合にスタイリッシュな仕上がりになります。
- 球面レンズはその名称の通り、一定のRになっており、球面形状しています。
- 非球面レンズにくらべて、リーズナブルに出来上がります。
- 度数・屈折率により、かなり厚みが出てきますので、弱い近視の方におすすめです。
- 非球面レンズは球面レンズの欠点を補うよう開発され、年々販売数を増やしています。
- 非球面レンズは同じ度数なら球面レンズより薄くなり、また度数が強い場合に起こる顔の輪郭のズレを抑える(小さくする)などのメリットがあり、現在では非常に広く浸透しています。
近視系の弱度では、球面設計のレンズで、厚みも軽さの点でも十分です。
強度近視、強度遠視、中度遠視、強度乱視のかたは、非球面設計のメリットはありますが、フレームを小さめにすれば球面設計レンズでも薄く、軽くなります。
顔の輪郭線の入り込みは、カーブの浅い非球面設計レンズがいいのですが、これも小さめのフレームにして、レンズを目に近づけるフィッティングをすれば球面設計のレンズでも十分です。
クリアレンズは、TPOを選ばず、普段の生活の中で気兼ねなくかけられる、自然な見た目・自然な見え方にこだわりたい方におススメのレンズカラーです。
視界の正確な色、濃度をはっきりと見たい方は、ぜひクリアレンズをお選びください。
レンズカラーの濃度は、お客さまの目的に合わせてお選びください。
ファッションや日常生活で使用する場合は、10〜20%の濃度が程度が目安になります。
日差しの強いところなどで使用する場合は、30%以上をおすすめします。
濃くなるほど装用したときのインパクトが増しますので、フレームカラーとの色合わせがポイントになってきます。
基本的には、フレームとレンズを同系色から選択すればよく合います。
反対色から選択すれば個性的なメガネになります。
女性のお客さまでしたら、普段のファッションやメイクなども、合わせてコーディネートされるのがおすすめです。
- ブラウン系レンズは、肌の色に近いカラーで、堀の深い顔に見せる効果があります。
- 暖色系のカラーなので暖かみがあり、女性ならエレガントな雰囲気になります。
- シックで知的な、落ち着いた、自然な雰囲気なので、ナチュラル志向の方におすすめです。
- 青色光をカットし、鮮明に見えるカラーです。
- 同色であるブラウン系のフレームを選択すれば、最も調和します。
- グレー系レンズは、無彩色なのでどんなフレームカラーにもぴったりです。
- シック、知的、シャープな感覚をお求め方におすすめです。落ち着いた、品の良さを演出できます。
- 他のカラーに比べて、眩しさよけの強いカラーです。
- グリーン系レンズは濃度にもよりますが、自然な色調を保ち、視界が自然に感じられるカラーです。
- 青色、赤色系のカラーを吸収するので、目が疲れにくいです。
- 若々しさ、活発さ、フレッシュさを求める方におすすめです。
- シミ・シワをカバーしたい方にもおすすめです。
- パープル系レンズは、緑、黄色、オレンジ系までの広範囲の光線をカットするカラーで、淡い色でもまぶしさを防ぐ効果があります。
- 肌の色と反対色なので、肌の黄ばみやくすみを消す効果があります。
- 気品のある・優しい・エレガンスな雰囲気になり、ほっそり顔の方におすすめです。
- フレームカラーはブラウン系やシルバー系がよく合います。
- イエロー系レンズは、コントラスト効果が一番大きいカラーです。薄暗い日や、もやのかかった日などに、視界をクリアにしてくれます。
- 暖色系のカラーなので暖かみがあります。
- 同系色であるブラウン系のフレームに合います。
パソコン、携帯電話、スマートフォン、テレビ、ゲーム機器…などのをお使いの時に
ブルーライトとは、目に見える光の中でも、短い波長の光で、網膜まで届くエネルギーの強い光を指します。
今のテレビやパソコン、スマートフォンなどの液晶画面にはLED(発光ダイオード)がバックライトとして使用されていることが多いため、ブルーライトを強く発生させています。
人の目は青色を感じにくいため、気づかぬうちに、目に強いブルーライトが入ってくきます。
このブルーライトは、エネルギーが強く、目の奥で散乱しやすいため、長時間デジタル機器を使用すると視界のチラつきやまぶしさを感じさせる原因のひとつになるといわれています。
紫外線をカットしても
まぶしさを感じたり、
メガネの度数は合っているのに看板がぼやけて見えたり
するのは、ブルーライト光の影響です。
それにより、目の疲れや生体リズムへの影響、あるいは頭痛などの症状に発展する可能性が考えられています。
紫外線や紫外線付近の光はUVカットレンズでカットできますが、ブルーライトは散乱率が高く、網膜まで達します。
PCレンズは効果的にブルーライトの透過を抑制します。
私達の目に入る光は水晶体(カメラでいうレンズ)で散乱します。この散乱光がまぶしさの原因となります。
特にブルーライトは可視光の中でも強く散乱する性質を持つため、カットすることでまぶしさを軽減します。
私達の目に入る光は、目の中の網膜で映像として認識されますが、その距離は光の波長によって少しずつ異なり、
赤、黄、緑、青と光の波長が短くなるほど、網膜の手前で焦点を結ぶことになります。
メガネの度数が合っているのに像がぼやけて見えるのはこれが原因の一つです。
ブルーライトをカットすることで、ぼやけを軽減し、くっきりした視界を確保します。
自然な見た目、自然な視界にこだわる方におすすめのクリアレンズ。職場などでカラーレンズが使いづらい方、日常でも使いたい方…。
クリアレンズは、どんなシーンにもぴったりです。
※レンズは無色透明ですがコーティングにより薄いベージュ系の色がついたように見えます。